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事務所でそそくさとクルーズのチェックインを済ますと、出航時間まで一時間以上待ち時間がありました。
事務所は、狭く待合所など無いし、外はどしゃ降り。 晴れていればスワードの町を見物して回るところですが、それも出来ず港をウロウロしながらドッグウォッチングして何とか時間を潰しました。 そして、ようやく乗船許可がおりて、2階席に乗り込み出港です。 (すでにこの時点で、ホテルに置いてきたフリースが恋しくなっています) まず最初に出迎えてくれたのは、ラッコ君。 水族館では見たことがあっても野生のは初めて! とってものんびり↑このまんまの姿勢で、プカ〜プカ〜と浮いています。 みんなが注目する中、 「何いつまでも見とん? もうええやろ。どうせ見たいの他におるんやろ? とっとと行きーや」 とでも言いたげです。 程なく進むと… そして、今度は一体何??? ココは通称“ブラックベアビーチ”と呼ばれているポイントで、クロクマが姿を現してくれていました。 ビデオ画像な上に、いつの間にかマニュアルフォーカスに設定されていて、宇宙人の映像並みにボケボケでスミマセン… 一応振り返って見ているんですけど…わかるかなぁ〜 さて、次に登場したのは… んんん! コレは!!! 酔いやすい方はオススメ出来ませんが、動画でもどうぞ! (船が揺れるんですも〜ん。←ヘタクソの言い訳) ご想像通り、当然私は初めての野生のオルカに大興奮です。 船から半身を乗り出しかぶりつき! もう落ちても構わない!! 素早い泳ぎで突然海面から姿を現す、それを見逃すまいと血眼です。 その姿にスタッフの方も呆れたのでしょう。 「では、そろそろ…」と次のポイントに移動しようとしたのですが、あまりの必死さに時間を延長してくれました。 そして、ふと気がつくと、もう全身雨に打たれてベッチャベチャになっていました。(ホント海に落ちたかのよう) そっか雨が降ってたっけ… よくカメラ壊れなかったなぁ… ってな具合。 もう少しして我に返ると、すっげー寒さが襲ってきました。 中に入ってヒーターの側で「はぁ〜幸せだぁー!」と、余韻に浸りながら、エネルギーの大半を使い果たしてしまった私は眠りこけてしまいました。(もったいねぇ〜) そして、目覚めると(その間の何かは完全に見逃してます)何だか更に寒い… げろぉ〜!アイアリック氷河だぁ〜 更にズームアップ… え〜、よくですね、こういった氷河って、ドドーーーッて氷が崩れるイメージがあるじゃあないですか。 でもね、アレってかなりカメラ回して捉えてる映像なんですね。 この日は気温が低いこともあってか、待っても待っても崩れないのなんのって! 寒みーのなんのって!! 真冬並みの格好が必要だったことをココで痛感するのでした。 私は、すっかり諦めて、浮かぶ氷の間で遊ぶアザラシ君ウォッチングをすることに… そしたら崩れてやんの!(ほんの少しでしたけどね) すぐそこに割とこぢんまりと存在するように見えていたのですが、かなり遅れる崩れる音の伝わり方で大きさの感覚が麻痺しているのに気付きました。 ココから折り返し、帰路に。氷河を離れただけで、暖かく感じました。 次に私を迎えてくれたのは… トドのハーレム! こちらもよろしかったら動画でも〜 そして更に後ろを振り返ると、クジラがっ!!!!!! 実は今回、もしかしたらザトウクジラに再度会うことが出来て、今度は捕食シーンが見られるかも…と少しだけ期待していたのですが、やはり時期が早くまだアラスカに到着していませんでした。 コレはミンククジラでザトウクジラよりも一回り小型のクジラです。 それでも15mほどはあるので充分大きいのですけどね。 まぁ、これでまた来る理由が残ったわけです… クルーズの最後に姿を現してくれたのは、ドールシープの親子。 子羊を労りつつ愛おしそうに、険しい崖を登っていました。 まもなく無事に帰港。 6時間以上のクルーズだったのに、すごく時間が短く感じました。 (そりゃあ途中で居眠りなんかしてるしね) そして、帰りのバスのバウチャーの用意を…と、手配した会社からの注意書きが目に止まりました。 「帰りのバス停につきましては、行きの運転手にご確認下さい」 ええーーーーー!!!!!!!!! 行きと帰りで、違うのぉぉぉぉぉぉぉーーーーーー???!!!! こんなん読んでなかったもーーーーん!!!!!!! 途端にまた全身の毛穴が開きます。 さすが私!何をやらせても、まともには終わりません。 慌てて、手配会社の事務所に電話して見るも18時を過ぎているので、誰も出ず… 行きで一緒だった人達は、みんな帰りは列車なので駅に向かってしまいました… バス会社に電話しても、電話だと私の片言英語では通用しない… 何気にチラホラ人が待ってるので、来たときに降りたこの場所でいいような気もするんだけど… でも一応、誰かに確認をとらなくては! 毎日のことなのでバスのことも知っているだろう…と、クルーズの事務所に戻ってスタッフの人に聞いてみることにしました。 すると「大丈夫、そこで間違いないわ〜」との事。(片言英語バンザイ!) あ〜良かったぁ〜〜〜〜〜 余計にどっと疲れつつ、無事にアンカレッジに戻ったのでありました。 (つづく…)
by kworca
| 2007-07-14 12:20
| アラスカ
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